広報活動
“木との共生”で、次世代に新しい価値をつくる ~新生「ウッドデザイン賞2022」表彰式レポート
レポート
2023.03.13
最優秀賞4作品の受賞者
木で暮らしや社会を豊かにする技術、商品を顕彰する「ウッドデザイン賞」。
2015年に創設され、今回で8回目を迎える「ウッドデザイン賞2022」の表彰式が12月7日、東京・有明の東京ビッグサイトで盛大に開催されました。
SDGs Week EXPO2022「エコプロ2022」の特設ステージで実施された同式典。
330件の応募作品から選ばれた188件のうち、上位賞にあたる28件※1が表彰されました。
ウッドデザイン賞はさまざまな社会課題を木を使って解決するための、新しい木の使い方を提案するデザインに優れた作品を顕彰するアワードとして2015年に創設。これまでに建築物やプロダクトをはじめとする幅広いジャンルで1500点以上が受賞しています。
今年からは従来の農林水産大臣賞に加え、経済産業大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞が創設されました。
表彰式では協会の会長・隈研吾氏によるビデオメッセージが紹介され「コロナの影響で世界が、これまでの効率性や合理性を重んじる方向性から舵をきろうとしている今、日本文化における自然と共存するあり方は先端的に映るかもしれません。そして、その代表的な存在が“木”です」と言及。
「その意味で、今回の受賞作品は、時代の最前線にあるもの。次時代の価値を自分たちでつくり出す取り組みを、共にしていきましょう」と、同賞の展望に向けた思いが語られました。
その後、来賓を代表して、農林水産副大臣・勝俣孝明氏が祝辞を授与。同スピーチでは、今まさに利用期にあたる日本の森林資源を活用し、地域の林業、木材産業を持続的に成長させると同時に、若い森林も確実に造成する必要性を指摘。
「2050年カーボンニュートラルの実現」に寄与するためにも、“伐って、使って、植えて、育てる”という森林資源の循環利用のサイクルを確立する重要性について述べられました。
4つの大臣賞において、受賞者及び表彰者から以下のコメントが語られました。
【コメント抜粋】
▽農林水産大臣賞「MOKUWELL HOUSE」
《受賞者》
小野英雄氏(MEC Industry(株) 代表取締役社長)
「この受賞を糧にモクエルハウス販売を拡大するとともに、国産木材の活用推進に向けて社員一同取り組んでまいりたい」
▽経済産業大臣賞「ワーカーのウェルビーイングな働き方をサポートするビッグテーブル『シルタ』」
《受賞者》
小島勇氏((株)イトーキ 商品開発本部 プロダクトマネジメント部)
「木材、アルミ、スティール、3つの技術の要素を融合し、約2年の開発を要した商品。関係各位のサポートがなければ完成しなかった」
▽国土交通大臣賞「HULIC & NEW GINZA8」
《受賞者》
梅野圭介氏((株)竹中工務店 東京本店設計部 設計第5部門 設計グループ長)
「隈研吾さんのコンセプト『銀座の中心に森をつくる』と竹中工務店のノウハウを結集した。都心における木造超高層プロジェクトへの刺激となれば」
▽環境大臣賞「SANU 2nd Home」
《受賞者》
福島弦氏(株)Sanu CEO
「創業3年目、サービスを始めて1年目の企業が受賞できて嬉しい。今後も、日本の“木”をリードされている方々とご一緒していきたい」
4つの最優秀賞の表彰に続いて、「優秀賞(林野庁長官賞)」と「奨励賞(審査委員長賞)」※2 への賞状授与が行われました。そして、最後は、ウッドデザイン賞2022審査委員長・赤池学氏による講評で締めくくられました。
「プロダクトであれ建築材であれ、地域木材を知的に美的に使った作品が揃いました。中でも上位の作品には、地域の木材を、地域を超えて使っているビジネスモデルが含まれていたと思います。
今後ウッドデザインにおいて、地域だけにとどまらず、域内外を超えたバリューチェーンをいかにつくってきたのかが重要なポイントになるのではないでしょうか」(赤池学氏)
表彰式当日は、「ウッドデザイン賞2022」の受賞作品展示や記念シンポジウム・パネル展示・交流会も実施されました。詳細については本サイトでリポートしています。ぜひご覧ください。
※1 上位賞の内訳は、「最優秀賞」として「農林水産大臣賞」「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」を各1点(合計4点)、「優秀賞」として「林野庁長官賞」を9点、「奨励賞」として「審査委員長賞」を15点と、上位賞計28点。
※2 優秀賞(ライフスタイル部門3組/ハートフル部門3組/ソーシャルデザイン部門3組)、奨励賞ライフスタイル部門5組/ハートフル部門5組/ソーシャルデザイン部門5組
*ウッドデザイン賞2022 データベース*
https://www.wooddesign.jp/db/production/year/2022/
2015年に創設され、今回で8回目を迎える「ウッドデザイン賞2022」の表彰式が12月7日、東京・有明の東京ビッグサイトで盛大に開催されました。
SDGs Week EXPO2022「エコプロ2022」の特設ステージで実施された同式典。
330件の応募作品から選ばれた188件のうち、上位賞にあたる28件※1が表彰されました。
ウッドデザイン賞はさまざまな社会課題を木を使って解決するための、新しい木の使い方を提案するデザインに優れた作品を顕彰するアワードとして2015年に創設。これまでに建築物やプロダクトをはじめとする幅広いジャンルで1500点以上が受賞しています。
今年からは従来の農林水産大臣賞に加え、経済産業大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞が創設されました。
表彰式では協会の会長・隈研吾氏によるビデオメッセージが紹介され「コロナの影響で世界が、これまでの効率性や合理性を重んじる方向性から舵をきろうとしている今、日本文化における自然と共存するあり方は先端的に映るかもしれません。そして、その代表的な存在が“木”です」と言及。
「その意味で、今回の受賞作品は、時代の最前線にあるもの。次時代の価値を自分たちでつくり出す取り組みを、共にしていきましょう」と、同賞の展望に向けた思いが語られました。
その後、来賓を代表して、農林水産副大臣・勝俣孝明氏が祝辞を授与。同スピーチでは、今まさに利用期にあたる日本の森林資源を活用し、地域の林業、木材産業を持続的に成長させると同時に、若い森林も確実に造成する必要性を指摘。
「2050年カーボンニュートラルの実現」に寄与するためにも、“伐って、使って、植えて、育てる”という森林資源の循環利用のサイクルを確立する重要性について述べられました。
4つの大臣賞において、受賞者及び表彰者から以下のコメントが語られました。
【コメント抜粋】
▽農林水産大臣賞「MOKUWELL HOUSE」
《受賞者》
小野英雄氏(MEC Industry(株) 代表取締役社長)
「この受賞を糧にモクエルハウス販売を拡大するとともに、国産木材の活用推進に向けて社員一同取り組んでまいりたい」
▽経済産業大臣賞「ワーカーのウェルビーイングな働き方をサポートするビッグテーブル『シルタ』」
《受賞者》
小島勇氏((株)イトーキ 商品開発本部 プロダクトマネジメント部)
「木材、アルミ、スティール、3つの技術の要素を融合し、約2年の開発を要した商品。関係各位のサポートがなければ完成しなかった」
▽国土交通大臣賞「HULIC & NEW GINZA8」
《受賞者》
梅野圭介氏((株)竹中工務店 東京本店設計部 設計第5部門 設計グループ長)
「隈研吾さんのコンセプト『銀座の中心に森をつくる』と竹中工務店のノウハウを結集した。都心における木造超高層プロジェクトへの刺激となれば」
▽環境大臣賞「SANU 2nd Home」
《受賞者》
福島弦氏(株)Sanu CEO
「創業3年目、サービスを始めて1年目の企業が受賞できて嬉しい。今後も、日本の“木”をリードされている方々とご一緒していきたい」
4つの最優秀賞の表彰に続いて、「優秀賞(林野庁長官賞)」と「奨励賞(審査委員長賞)」※2 への賞状授与が行われました。そして、最後は、ウッドデザイン賞2022審査委員長・赤池学氏による講評で締めくくられました。
「プロダクトであれ建築材であれ、地域木材を知的に美的に使った作品が揃いました。中でも上位の作品には、地域の木材を、地域を超えて使っているビジネスモデルが含まれていたと思います。
今後ウッドデザインにおいて、地域だけにとどまらず、域内外を超えたバリューチェーンをいかにつくってきたのかが重要なポイントになるのではないでしょうか」(赤池学氏)
表彰式当日は、「ウッドデザイン賞2022」の受賞作品展示や記念シンポジウム・パネル展示・交流会も実施されました。詳細については本サイトでリポートしています。ぜひご覧ください。
※1 上位賞の内訳は、「最優秀賞」として「農林水産大臣賞」「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」を各1点(合計4点)、「優秀賞」として「林野庁長官賞」を9点、「奨励賞」として「審査委員長賞」を15点と、上位賞計28点。
※2 優秀賞(ライフスタイル部門3組/ハートフル部門3組/ソーシャルデザイン部門3組)、奨励賞ライフスタイル部門5組/ハートフル部門5組/ソーシャルデザイン部門5組
*ウッドデザイン賞2022 データベース*
https://www.wooddesign.jp/db/production/year/2022/
左上から農林水産大臣賞「MOKUWELL HOUSE」、経済産業大臣賞「ワーカーのウェルビーイングな働き方をサポートするビッグテーブル『シルタ』」、国土交通大臣賞「HULIC &New GINZA 8」、環境大臣賞「SANU 2nd Home」
隈研吾会長からのビデオレター
ウッドデザイン賞2022審査委員長・赤池学氏
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