寝室の木材が多いと感じるほど、寝室で安らぎを感じる割合が増えることが報告されています

身体面の効果 良い眠りを引き出す効果
掲載情報の概要
寝室に木材・木質の内装や家具、建具が多いと答える人ほど不眠症の疑いが少なく、寝室で精神的なやすらぎを感じる割合が高いことが明らかになりました。
目次
働く人を対象にし、日常の睡眠や住環境に関する調査を実施したところ、寝室に木材・木質の内装や家具、建具が多いと答える人ほど不眠症の疑いが少なく、寝室で精神的なやすらぎを感じる割合が高いことが明らかになりました。
これらの結果は、対象者の年齢や性別、生活習慣等を考慮しても同様の結果となっていて、寝室に木製の家具を置く等、木材・木質材料を多く取り入れることにより、不眠症状の緩和や良い眠りが得られることが期待されます。
寝室内の木材・木質がどの程度使われているのか(家具、建具を含む) ※アンケートによる回答


【図1】寝室で精神的なやすらぎを感じる割合
【図2】不眠症の疑いの割合
【効果が期待される建物・空間例】
宿泊施設、子育て・児童施設、病院・診療所

セトレならまち
Users VOICE/宿泊施設の客室の例
木質化した空間をしつらえ、 宿泊客に快適さと質の高い睡眠を提供することに繋がると考えられます。
掲載情報の詳細
- 論文元/参考文献1
- 建物の内装木質化のすすめ-科学的データが示す内装木質化の効果- 2024年3月発行 公益財団法人 日本住宅・木材技術センター https://www.howtec.or.jp/files/libs/5636/202409201927031749.pdf
- 論文元/参考文献2
- 出典/Morita E, Yanagisawa M, Ishihara A et al: Association of wood use in bedrooms with comfort and sleep among workers in Japan: a cross-sectional analysis of the SLeep Epidemiology Project at the University of Tsukuba (SLEPT) study, Journal of Wood Science, 66, 10, 2020 https://jwoodscience.springeropen.com/articles/10.1186/s10086-020-1852-y
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