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エコプロ2025にて「ウッドデザイン賞2025」表彰式を開催―― 最優秀賞(4大臣賞)ほか 上位31作品を表彰 ――

2025.12.12

「ウッドデザイン賞2025」表彰式を開催

一般社団法人日本ウッドデザイン協会(会長:隈研吾)は、20251210日、東京ビッグサイトにて「ウッドデザイン賞2025」表彰式を開催しました。創設11年目となる本年度は、最優秀賞(4大臣賞)、優秀賞(林野庁長官賞)、特別賞(日本の技・文化特別賞)、奨励賞(審査委員長賞)の計31作品が選出され、会場には受賞者や関係者が多数集まりました。

木材利用の広がりを象徴する受賞傾向

冒頭、土田智代表理事は、木材利用の増加が建築分野にとどまらず、産業・教育・地域連携へと広がりを見せている点に触れ、「木の可能性に取り組む多様な実践が、社会の中で確かな存在感を示し始めている」と挨拶しました。

続いて登壇した隈研吾会長は、「建築だけでなく、産業、教育、地域づくりなど多様な領域で、木が社会価値として再評価されている」と述べ、本年度の応募作品が示した木材活用の新たなステージの今後の可能性に言及しました。

木材利用の広がりに寄せられたエール

来賓として出席した根本幸典農林水産副大臣は、「森林資源の循環的活用は地域経済と環境の双方に波及効果をもたらす」と祝辞を述べ、木材利用のさらなる裾野拡大に期待を寄せました。

最優秀賞(4大臣賞)を発表

本年度の最優秀賞(4大臣賞)には、木材を軸に産業・建築・地域循環の姿を示す4作品が選ばれました。 農林水産大臣賞の「2025年日本国際博覧会 大屋根リング」は、世界最大級の木造建築として国産材の可能性を国際的に示した点が評価され、設計の藤本壮介氏は「伝統構法を現代の施工性に適合させる試みが、木造の未来を示す取り組みとなった」と語りました。

2025年日本国際博覧会 大屋根リング」は今年の万博において木造建築の象徴的存在となり、国産材の魅力を国内外に広く伝えたことも評価されました。

経済産業大臣賞の「ヤマト本社ビルA棟・B棟」は都市オフィスにおける木質化の新たなモデルとして評価され、国土交通大臣賞の「エバーフィールド木材加工場」は工務店の技術を使いながら地域材の循環利用を推進する拠点として地域連携に貢献した点が認められました。さらに、環境大臣賞の「美郷町カヌー艇庫 カヌーパークみさと カヌーレIMAI」は、地域文化と自然環境が調和した木造施設として高く評価されました。

多彩な視点で木材の価値を提示

続いて、林野庁長官賞(優秀賞)、日本の技・文化特別賞、審査委員長賞(奨励賞)が紹介されました。

本年度設置された日本の技・文化特別賞、審査委員長賞(奨励賞)

地域資源の活用、技術開発、教育・福祉施設の木質空間デザインなど、今年も幅広い分野から新たな価値創出の取り組みが集まりました。

審査委員長の赤池学氏は総評で、「木材利用が分野横断的に成熟し、地域や企業のイノベーションと結びつき始めている」と述べ、受賞全体にみられた新たな潮流を評価しました。

地域・森・未来へつながる取り組みとして

今年の31作品には、森林資源の循環利用や地域の担い手育成など、持続可能な社会づくりに寄与する取り組みが数多く見られました。

優秀賞(林野庁長官賞)は全9作品

協会では、今回の優良事例を紹介するとともに、今後も各地域での木材利用がさらに広がるよう、情報発信や普及啓発活動を継続してまいります。

さまざまな分野から受賞している

今回の受賞作品のストーリーや技術、連携モデルが、地域と森の未来を考える新たなきっかけとなり、木のある社会づくりが一層進むことを期待しています。

12.12.つくる責任つかう責任
13.13.気候変動に具体的な対策を
15.15.陸の豊かさも守ろう
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