調査研究

【調査結果】第2回ウッドデザイン賞・木材利用に関するインターネット全国調査を実施!

2024.05.15

全国のインターネットモニター1000人に聞きました!<2回目>

一般社団法人日本ウッドデザイン協会は、全国の10代~70代以上の男女1000人を対象に、ウッドデザイン賞と木材利用に関するインターネット調査を行いました。

本協会では、企業・団体・自治体など168会員(2024年5月時点)が入会し、ウッドデザイン賞部会、ビジネスマッチング部会、調査研究部会、広報普及啓発部会の4つの部会でウッドデザインに関する様々な活動を行っています。

この度、調査研究部会で、全国のインターネットモニター1000人を対象としたインターネット調査を実施いたしました。(昨年の3月に続き2回目)

ウッドデザイン賞・マークの認知度、ウッドデザイン賞受賞作品の評価、ウッドデザイン・木材利用に関する意識調査となっています。回答者は、前回調査のエコプロ来場者とは異なり、林業・木材産業の業界関係者が5%、非関係者が95%という属性になりました。各質問項目において、性別、年代、居住地域別の比較を分析しています。

今回の調査は、2回目になるため前回比較にコメントも入れてあります。

木材を使うことは「伐って、使って、植えて、育てる」という人工林のサイクルの一部であり、二酸化炭素(CO₂)の吸収や国土を災害から守るといった森林の持つ多くの働きを発揮させるためにも、木材を使って森を育てることは大切なことであるということを今後の協会活動でさらに普及啓発していきたいと考えます。

調査概要

調査対象10代~70代以上の男女
調査地域全国
調査方法インターネットリサーチ
調査時期2023年11月10日(金)~13日(月)
有効回答数1000人
調査実施機関株式会社ネオマーケティング

調査項目

属性(性別・年代別・居住地域・職業・住まいの種類・業界関係)
ウッドデザイン賞・マークの認知度
ウッドデザイン賞マーク付帯物への印象
木材利用家具や建物等の設置場所
木材製品を取り入れたい理由
木材製品を取り入れたいと思わない理由
木材利用の環境への影響
木材利用が環境に良いと思う理由
木の産地や製造国の関心度

ウッドデザイン賞マークの認知度は、14%と初回を下回る

マークの印象は、初回に続き「信頼できる」「安心・安全」「環境に良い」が 上位3項目

木材を利用した家具や建物等があったらいいなと思う場所は、「自宅」「飲食店」「宿泊施設」「図書館」「オフィス」

木材製品を取り入れたい理由は、初回同様「落ち着くから」「香り・手触り・デザインが良い」「自然素材が好き」

木材製品を取り入れたくない理由は、「何となく嫌いだから」

木材を利用することは環境に良いと思いますか?では、78%が「はい」と回答しており、初回比較で低下している

木材利用が環境に良いと思う三大理由は、「木材は土にかえる自然素材だから」「木材は再利用・再資源化できるから」「木材は植えれば再生産できるサステナブルな素材だから」

今回は、サスティナブルな素材がトップ

木の産地や製造国への関心度については、「いずれも気にしない」が半数以上

おわりに

日本ウッドデザイン協会は、木を活用した、社会課題の解決をめざす取り組みを「ウッドデザイン」と定義し、「ウッドデザイン」に関わるあらゆる分野において、調査、研究、開発、事業創造、普及及び啓発する機関として、木のある豊かな暮らし、木材利用、森林・林業の成長産業化及び地方創生を推進して、脱炭素化等環境と資源に配慮した持続可能な社会の実現を図り、広く社会に貢献することを目的としています。

協会が企画運営するウッドデザイン賞は、今年度10回目の節目となり、応募数の拡大を企画しています。たくさんの方が、日本の森林問題や環境問題に興味を持っていただき、その解決にも木を活用していくことが大事であることを広げるためにも応募をお待ちしております。

本調査で回答が期待するよりも少なかった項目については、特に普及啓発を行っていき、このような調査を定期的に実施することで、協会の事業活動の効果測定とし、ウッドデザインの推進に活かしていきたいと考えます。

※本資料に含まれる調査結果をご掲載頂く際は、必ず『日本ウッドデザイン協会調べ』と明記下さい。また調査依頼会社は、前回とは別の企業となっております。

13.13.気候変動に具体的な対策を
15.15.陸の豊かさも守ろう
17.17.パートナーシップで目標を達成しよう
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