調査研究
【結果公表】ウッドデザインアワード2023 来場者1000人に聞きました

エコプロの来場者1000人に聞きました!
一般社団法人日本ウッドデザイン協会は、ウッドデザイン賞2023の受賞作品展示会場(エコプロ※)の来場者1000人を対象に、ウッドデザイン賞と木材利用に関するアンケート調査を行いました。
※エコプロ[第25回]
会期: 2023年12月6日(水)~8日(金) 10:00~17:00
会場: 東京ビッグサイト 東ホール
入場料: 無料(登録制)
主催:日本経済新聞社、(一社)サステナブル経営推進機構(エコプロ)
ウッドデザイン賞2023は、木に関するあらゆるモノコトを表彰する顕彰制度として、2015年から第9回目として実施されました。2022年度から一般社団法人日本ウッドデザイン協会(以下、本協会)が主催となり運営しております。
本協会では、企業・団体・自治体など169会員(2024年6月時点)が入会し、ウッドデザイン賞部会、ビジネスマッチング部会、調査研究部会、広報普及啓発部会の4つの部会でウッドデザインに関する様々な活動を行っています。
昨年に続き、調査研究部会メンバーで、本調査を企画から調査・集計分析まで行いました。調査の内容は、ウッドデザイン賞・マークの認知度、ウッドデザイン賞受賞作品の評価、ウッドデザイン・木材利用に関する意識調査となっています。回答者は、エコプロの来場者であり、林業・木材産業の業界関係者が約3割、非関係者が約7割という属性になっています。各質問項目において、性別、年代、業界関係者/非関係者の比較を、また前年比較も加え分析しています。
今回の調査でも、業界関係者と非関係者の回答に差がある部分が明らかになりました。当協会や業界の課題と認識し、今後の協会活動で改善が図られるよう努めてまいりたいと考えております。
調査概要
調査期間 | 2023年12月6日(水)~8日(金) |
調査場所 | 東京ビッグサイト東ホールエコプロ2023ウッドデザイン賞受賞作品展示会場 |
調査対象 | ウッドデザイン賞受賞作品展示会場来場者 |
有効回答数 | 1093名 |
調査項目
属性質問(性別、年代、居住地、住居形態、業界関係) |
➊ ウッドデザイン賞・マークの認知度 |
➋ ウッドデザイン賞マークの印象 |
❸ ウッドデザイン賞2023で印象に残った作品(最優秀賞、大阪関西万博特別賞、優秀賞) |
❹木材製品・木造建築があったらいいと思う場所 |
❺木材製品を取り入れたい理由 |
❻木の産地・木製品の製造国に対する意識 |
➐自由記述 |
回答分析(ご協力)
株式会社 農林中金総合研究所 主任研究員 安藤範親氏
回答者に占める業界関係者は若干増

業界関係者は、男性で60代以上が増、女性は非関係者で20代が牽引

ウッドデザイン賞マークの認知度は昨年とほぼ同様

ウッドデザイン賞も大きく変化が無い

回答者が最も興味を持った作品は、「森 tebaco」

興味を持った理由をAIで要約

木材を利用した製品や建物などがあったらいいなと思う場所は、昨年と変わらず、自宅、オフィス、図書館、宿泊施設、学校が多数

木材を取り入れたい理由も昨年と同様、落ち着くなど

自由記述欄をAIにより要約

講評(農林中金総合研究所 安藤範親主任研究員より)
ウッドデザイン賞に対する印象は昨年に続き、とても良く、これからもこの良い印象を維持・向上させていくことが本協会の大切な使命であると実感しました。今回、要約などにAIを利用しました。
課題は、まだまだウッドデザイン賞の認知度も低く、活動を強化していきたいと思います。それがもっと多くの方々が本賞に作品を応募されることに繋がります。
更にそのことが、結果、脱炭素社会に少しでも近づくことを期待して、活動していきたいと思います。
おわりに
東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2023」内のウッドデザイン賞受賞作品展示会場にて本アンケート調査を実施し、来場者1093名の方々にご回答をいただきました。本アンケート調査にご協力をいただきました皆様に厚く御礼申し上げます。
本年2024年「ウッドデザイン賞」は10周年の記念アワードになります。木のある豊かな暮らしの向上、木材利用促進や森林保全といった社会課題の解決に寄与できるためにも、多くの方々からの応募をお待ちしております。
最後に、展示会場にて本アンケート調査の実施にご協力いただきました調査研究部会の皆様に深く感謝申し上げます。 2024年7月23日
一般社団法人 日本ウッドデザイン協会 調査研究部会事務局


