調査研究
【部会開催報告】2026年度 第1回 調査研究部会を開催
2026年4月22日(水)、住友林業経団連会館(東京)およびTeamsオンラインにて、2026年度第1回調査研究部会を開催しました。

今年度より大東建託株式会社、一般社団法人 国際住宅建築都市産業協会、一般社団法人 PINEGRACE、株式会社FORESTWORKER、高知県立林業大学校の5社・団体が新たに加わり、各新会員より事業内容を中心としたプレゼンテーションを行っていただきました。
住宅・建築・林業・木育と、それぞれ異なる専門性を持つメンバーが加わったことで、部会の多様性がさらに広がっています。2026年度は部会員数が約85名(約64社・団体)に拡大する見込みです。

部会員情報交換ー「木育による価値創造」と「経営指数としての木造」について
会員からの情報発信として、有限会社 一場木工の一場末帆氏および広島大学の木村彰孝准教授より「木育による価値創造への挑戦」、株式会社 環究コンサルティングの森紗和子氏より「経営指標としての木造」と題したご発表がありました。
本発表は、木育の実践を産・学・官・民の連携で展開すると同時に、その効果を大学との共同研究により検証することで、木育の価値を定量的・客観的に捉えようとする点に大きな特徴があります。

これにより、これまで経験的に語られてきた木育の意義を、社会に対して説明可能な「根拠」へと転換する可能性が示されました。さらに、木育が届きにくかった層への展開を視野に入れた次のフェーズの方向性も提示され、今後の調査研究部会における重要な検討テーマにつながる内容となりました。
これらの発表は、木材利用がもたらす環境的・社会的価値をいかに可視化し、次世代へとつなげていくかという観点から、今後調査研究部会で取り組むべき課題について多くの示唆を与えるものとなりました。
株式会社 環究コンサルティングの森氏は、2026年5月13日(火)から15日(金)に東京ビッグサイトで開催される「住まい・建築・不動産の総合展」において、「木造建築を経営指標につなぐ:ブランディング・ウェルネス・環境貢献の実装ロジック」と題した講演を予定しています。

2026年度活動計画案について
事務局からは2025年度の活動結果報告および2026年度の活動計画案について説明しました。2025年度は、エコプロ展における来場者アンケート985件の回収、生体試験325件の実施、延べ175名が参加した勉強会・セミナーの開催など、充実した成果を上げることができました。

2026年度は、「データを積む」段階から「データを動かし、活用可能な根拠とする」段階への転換を掲げ、会員間の関係強化や知見の社会実装、ウッドデザインライブラリーの整備・活用を中心に活動を推進する予定です。
注目の企画として、2025年2月に新たに「会員WDLi活用事例発表会」を開催予定です。本企画は、会員の皆様が主役となり、木材に関するデータ(WDLi)の具体的な活用方法や実践事例をご共有いただく場として新設するものです。会員相互の知見の可視化と交流を促進し、木材データ活用のさらなる高度化と普及を進めていきます。
また5月には旭川視察会(道産材・WD賞受賞作の現地視察)も確定しており、現場で学ぶ機会も充実させます。


なお、データ制作ワーキングチーム①(WT)の開催日程が【5月13日(水)】となっておりますが、議事録に記載の通り、正しくは【5月21日】での開催へと変更されております。(非住宅・木造建築増フェアが5月13日(水)~5月15日(金)の開催があるため)
次回は6月17日(火)に、部会②および勉強会①の開催を予定しています。引き続き、皆様のご参加をよろしくお願いいたします。

